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社員対談


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  • Wさん入社2年目・第二工場(沼津市出身)
  • Yさん入社5年目・製造部(富士市出身)
  • Oさん入社5年目・業務課(富士市出身)
  • Sさん入社7年目・営業課 課長(富士宮市出身)

ズバリ「本多商事」はどのような会社ですか?

S:ざっくり言うと「紙」の会社です。和洋紙や板紙などの紙製品の販売から、オリジナルパッケージの企画・設計・製造を行っています。近年だと、環境保護やサスティナビリティの認証を受けた紙を使ったパッケージの需要が高まっていますね。
O:SDGs(持続可能な開発目標)の観点からですね。
Y:富士市は古くから全国有数の「紙のまち」として知られています。ですので、私たちの仕事は地域の主要産業のひとつなんです。
O:2023年9月で創業60年。とても歴史のある会社なので、地元の人であれば「本多商事」の認知度はかなり高いと思います。
W:会社の強みと言うと、そういった長い歴史に裏打ちされた信頼や実績、あと、受注から製造、納品までを一貫して行っているところでしょうか。
Y:あとは設備面ですね。当社の設備って実はかなり珍しくて、例えば、紙に模様や文字を浮き彫りする〈エンボス加工機〉や紙を貼り合わせる〈合紙機〉を持っているのは、静岡県内でも当社だけなんです。
O:そうなんですね。だから、いろいろな地域からご依頼があるんですね。
S:名前は出せませんが、日本を代表するような物販メーカーさんのパッケージなんかも受注していますからね。
みなさん転職組だとお聞きしましたが、転職された理由について教えてください

W:以前も製造業で、部品の検査などをする仕事をしていました。ただ、自宅と職場がかなり遠くて、子育てとの両立が難しかったんです。それで「自宅から近いところに転職しよう」と思ったのが転職のきっかけです。当社はすぐ近くに保育園があるのですごく便利なんですよ。
O:私もOさんと同じ理由です。別の会社で事務をしていたのですが、子どもが保育園に入るタイミングで転職しました。保育園が目の前にあるのは働くママにとっては高ポイントなんです!
Y:私は全くの畑違いで、物販の会社で接客業をしていました。その後、アルバイトをしながらふらふらしていた期間を経て、本多商事にお世話になることにしました。地元出身ということもあり、漠然とですが「紙関係の仕事が良いかな」と思ったんです。
S:私はルートセールスの仕事をしていました。ただ腰を悪くしてしまって働けなくなり、それで別の仕事を探していたんです。そんな時、たまたま見つけたのが当社でした。パッケージの製造メーカーということで、もともと興味のあった設計やデザインに多少なりとも携われるのかなと思って。どうせ転職するなら、少しでも自分が好きなものに挑戦したいという気持ちがありました。
それぞれのお仕事内容について教えてください
Y:所属は製造部で、エンボス加工機のオペレーターをしています。エンボス加工というのは、先ほども申し上げた通り、浮き彫り加工のことです。当社の製造部では、一人につき1台の機械を担当する体制となっています。
W:私も製造部で第二工場に配属されています。主な仕事は、箔押し(金属の型を使って紙に箔を圧着させる作業)です。あと、むしり作業(製品の不要となる部分を分離させる作業)もやっています。まだ入社2年目なので、やっと一通りの作業ができるようになったくらいです。
S:私は営業課なので、その名の通り、営業活動が主体。メインのお客様は印刷会社さんや紙器を扱う業者さんですね。静岡県内を中心に、東京にもよく足を運んでいます。東京には営業所がありますので。
W:遠方まで行くんですね。
S:そうですね。「呼ばれれば全国どこへでも」というスタンスでやっています。悲しいことに、この業界は同業他社の廃業が結構あるんです。そうなると「今まで頼んでいた会社が潰れちゃったから、本多商事さんでできないか?」ってお声をかけていただけます。あと、CADを使った設計業務も営業課がやっていますね。
Y:営業課って、やることは多いのに人が少ないですよね…。
S:そうなんです(泣)。だから一刻でも早く、営業課の人員を増やしてもらいたい。というか、これをご覧になっている方で営業に興味のある方はぜひエントリーを!!(笑)
O:私のいる業務課はある程度人員が揃っているので大丈夫です(笑)。主な仕事は事務作業ですね。受注入力、電話対応、あとは来客対応とか。
仕事のやりがいはどんな時に感じますか?

S:やっぱりお客様が喜んでくださるのが一番のやりがいですね。試行錯誤しながら、希望通りのパッケージが完成するとすごくうれしいです。あとは、製造部のみなさんと話し合いをする時間が好きです。「今度こういう商品を作りたいんです」と投げかけると、製造の視点から「こうしたらどうか?」とか「こうすればできそう」とか、さまざまな意見があがってきます。そうやってみんなで協力しながら進めていくのが楽しいんです。
W:納期とか大変な時もありますけど「みんなで協力して何とかしよう!」ってなりますもんね。
S:実際、製造部のみなさんに助けられるケースがほとんどなので、つねづね頭が上がりません(苦笑)。
O:当社は部署間の垣根みたいなのが全然なくて、みなさんすごくフレンドリーに接してくれますよね。業務課でも営業課や製造部のみなさんとつねにコミュニケーションを取りながら仕事をするので、その点はすごく助かっています。
W:穏やかな人が多いので、人間関係でストレスを抱えることがありませんよね。和気あいあいと仕事ができる環境です。
O:そうですね。何でも丁寧にやさしく教えてくれますし、同じことを何度聞いてもイヤな顔ひとつしないどアドバイスをしてくれます。もうひとつ、子育てを経験したベテランスタッフの方が多いので、プライベートや子育てに関する相談なんかも気軽にすることができるのも良いですね。
Y:休みが取りやすいのもポイントじゃないですか?
O:そうですね! 子どもが急に熱を出したり、学校のイベントの時など、かなり融通を利かせて休みを取らせてくれます。
S:基本的には土日休みですし、業務課や製造部はほとんど残業がないですよね。まぁ、営業だと多少の残業はありますが、その分、自分でスケジュールを立てて、フレキシブルに動いていいことになっているので、疲れやストレスを感じることはありません。
この仕事ならではの“あるある”について教えてください
Y:自分が製造したパッケージが店頭に並んでいるのを見るとうれしいですね。ちょっと前に埼玉旅行に行ったのですが、あるデパートのお土産売り場で、最近造らせていただいたお菓子のパッケージを見つけました。「これ、俺がやったのじゃん」って(笑)。
S:一種の職業病だよね。化粧箱やパッケージを見ると「どういう紙?」とか「展開するとどうなるんだろう?」って気になっちゃう。
Y:そうですよね。特に他社が作ったパッケージはすごく気になります。大事なのは、中身より箱(笑)。
O:いろいろなパッケージを調べることで、何かしらのヒントにつながるかも知れませんし。
W:私は心の中で「あの箔押しは私がやったんだよね」とニヤニヤしながら見ています(笑)。
S:パッケージのデザイン・形状というのは、かなり流行に左右されます。ですので、新しい情報にはつい敏感になりますね。ネットをはじめ、テレビ、雑誌、ラジオ、新聞など、さまざまな媒体からトレンドを集めるようにしています。そういったアンテナを自然と張り続けるようになるのも“あるある”かもしれません。
この仕事に向いているのはどのような人だと思いますか?

S:「向いていない人はいない」と思っています。世の中にはさまざまな商品・ジャンルの「箱」が流通していますよね。当社でも「先週はチョコレートの箱だったけど、来週はお茶の箱、その次はクリスマス用のギフト箱を…」みたいに多種多様なパッケージを製造しています。そういう意味では、どんな人にも何かしらで琴線に引っかかる部分があると思うんです。
Y:確かにそうですね。やっていくうちにパッケージに対する見方が変わってきて、紙に関するさまざまなことに興味が湧くようになります。
S:そうなると、何に対しても「興味を持つ」ことが大事になってくるのかもしれませんね。あとは、お客様の要望に応えていく仕事なので、奉仕の心と言いますか「喜んでもらいたい」という気持ちが強い人はやっていけると思います。
Y:現実問題としては、平均年齢が高めの会社なので、私くらい(20~30代)の世代が増えてほしいです!
O:私は何かなぁ…。最低限のコミュニケーションが取れる人であれば大丈夫だと思いますね。
W:向いている人…特にないですね。あ、製造部で働くなら、めちゃくちゃ目が悪い人はやめた方が良いかもしれません(笑)。
ありがとうございます。最後にみなさんの今後の目標について教えてください
W:ひとまずは“箔押しのスペシャリスト”になりたいですね。難易度の高い箔押しを頼まれても、先輩方の助けなどを借りずに、自分一人で完璧にこなせるようになることが目標です!
O:先輩方のようにもっと受注入力のスピードを上げて、効率化を追求していきたいと考えています。
Y:全体の状況を見渡し、把握しながら作業を進めていくのが得意なので、そこを一層伸ばしていきたいです。あとは教育にも興味がありますね。まだ後輩はいませんが、新しい人が入ったら、自分が先輩方に可愛がってもらったように、やさしく、丁寧に、仕事を教えていきたいと思っています。
S:現状ですと、当社はパッケージのデザインは行っていません。ただ「デザインまでやってほしい」というお客様が少なくないので、今後はデザイン部の立ち上げができるようにしていけたらなと思っています。あとは、業界全体の盛り上げですね。正直、ニッチで狭い業界なので、あんまり横のつながりがないのですが、その状況を打破して、さまざまな会社との協力体制を築いていけたらと思っています。そうすることで、業界全体の盛り上がりのきっかけになればと思いますし、「紙のまち」富士市の再興にもつながるような気がしています。